ライフ

幸福な食卓に出演していた北乃きい主演で
いじめに立ち向かう女子高生を描いたドラマである。
先週に引き続き見てみた。
これだけ見ていて不快なドラマはない。

先週のオーラの泉に出ていた東山紀之は
「今の日本をどう思いますか」という質問に対して、
「心が病んでいますね」と述べていた。
まぁ、ニュースを見ていたり肌で感じることもあるし
わからんでもない。
そしてその番組を見た後にやっていたのがこの"ライフ"。
如実に日本の病んでいる状況の一端を
表しているのではないかと感じた。

今の日本では学級崩壊が起きていて
授業にならないということもある。
また、いじめという問題は今に限ったことではない。
そのような状況を番組にすること。
でも、それ自体は悪いことではない。
ただそれをどのような意図で番組を作っているのか、
番組を通して何を伝えたいのかということによるのではないかと思う。

このドラマは何を目的として作られているのだろう。
何を伝えたいのだろうか。
視聴率を稼ぎたいから？ただ面白いから？
私には全くわからない。

私はこの番組を通して視聴者に与える影響について考えてしまう。
このような番組を好んで見る人とはどのような人なのだろうか。
・人がいじめられている状況を見ているのが楽しい
・いじめに立ち向かう少女が今後どのようになっていくのか楽しみ
・いじめに立ち向かう少女を見て勇気付けられる
ほか、つらつら

まぁ、個人的に楽しむことは別に構わないと思う。
しかし、視聴者がドラマと現実を区別できる場合の話である。
凶悪犯罪の低年齢化が増えてきている昨今、
このような番組を放送することはどうなのでしょうか。
社会にニーズがあると感じたからこそプロデューサーはこのような
番組を制作したのでしょうが、私は断固として反対したい。

誰もが幸せに生きていく方法というものはないのだろうかね。
私は社会主義者ではないし、皆が平等である必要は必ずしも無いと思う。だが、必死に生きている人の邪魔をする行為に対して憤りを感じる、
それだけのことである。